記事では、V3D Asiaのマレーシア事業会社Nuvah Sdn Bhdが、セランゴール州セメニ地区のEco Majestic内Gentlebre Precinctにおいて、マレーシア初となる3Dプリンティング技術を活用したラグジュアリーバンガロー「Villa Bayu」の建設を、2026年11月に開始する計画が紹介されています。
また、インドネシア・バリ島で計画している12棟のヴィラ開発をはじめ、V3D Asiaが東南アジアで進めるプロジェクトについても触れられています。
V3D Asiaが目指しているのは、3Dプリンターという設備をマレーシアへ導入することだけではありません。
日本のエンジニアリング技術と、マレーシアにおける人材育成、材料科学、構造設計、品質管理を組み合わせ、3DCPを住宅・商業施設・インフラへと展開できる産業基盤そのものを、現地に構築していくことを目指しています。
現在、Nuvahはマレーシア建設産業開発庁(CIDB)と連携し、3DCPを同国のIndustrialised Building System(IBS)における「第7の工法」として位置づけるための取り組みを進めています。
また2026年6月には、SIRIM Berhad傘下のSIRIM Academy Sdn Bhdとの連携を開始。マレーシアにおける3DCPの産業標準策定に向けた取り組みも進めています。
V3D Asia Group Chairman & CEOの小野和宏は、The Edge Malaysiaの記事の中で、V3D Asiaの目指す方向について次のように述べています。
「私たちの目標は、マレーシアに設備を販売することではありません。ここで産業そのものをつくることです。プリンターをつくり、建物をつくり、そして何より、人を育てていく。これを正しく実現できれば、10年後のマレーシアはこの技術を購入する側ではなく、地域へ提供する側になっているはずです。」
V3D Asiaは、3D建設プリンティングを単なる新しい建設技術として普及させるのではなく、技術、素材、人材、制度、そしてものづくりの文化までを含めた新しい建設産業の基盤づくりに取り組んでいきます。
掲載記事
The Edge Malaysia
“V3D Asia to break ground on Malaysia's first 3D-printed luxury bungalow in November”